《CUBASE》ノリを出す!打ち込み感を消す!swing値、ランダム化をいじろう!《EDM》
こんばんは、エアコンつけっぱなしで寝てるせいで体が一日だるいです。白鬼です。
さて、本日はDTMをやっていると必ず行き当たる課題
「生音っぽく打ち込む」
って時に役立つ(はず)ののりについて書いていきたいと思います。
生音でレコーディングする人でも楽曲に合わせてドラムを打ち込みっぽさ全開にあえてしたりするので、「打ち込み」である事は別に悪い事ではなく表現の仕方の一つ。楽曲が打ち込みっぽさに溢れていてもそれが望んだ表現なのであれば悪ではありません。
ただ、「打ち込み」というのは「タイミング」「音の長さ」「音の強さ」などが、均一なため、無機質であり、情緒あふれた曲の表現をしたいときに、それだけではなかなか感情を表現するのは難しいです。
なので今回取り上げるのは「クオンタイズ」に関する機能
クオンタイズとはメトロノームのカウントに合わせて録音したもののズレてしまったMIDIノートをすべて8部音符上に並べる!!みたいな機能の名前です。
エレクトロやダンスミュージックなどではジャストで毎回音がなる事が気持ちを盛り上げ、のりをつくってくれますが、逆に「どのくらいぴったりにするのか?」を数値で打ち込める「人間っぽく」する機能があります。
ギターのバッキングや、ドラムのハイハットなど、リズムに関係するところにいれてやると、人間味がでてグルーヴ感や、マンネリ感などの解消に役に立ちます。
タイミングをズラす他には「ベロシティを変える」ことや、ハイハットなど、「foot」「pedal」など叩く位置や方法ごとに音が分かれているので、その音の違いで抑揚をつて人間味を出したりします。
これはCUBASE付属のgroove agentの画像ですが、選んだ今回のドラムセットだけでも4つ音があります。 他のセットだと、さらにハイハットのペダルの踏み具合に合わせて16個くらいハイハットだけで音があったりします。
そういった音の違いとベロシティ、さらに今回のランダマイズやスウィングの機能をつかって人間味を出していきましょう!
ぼくも初心者なので初めてソフトを買ったときからこの機能はついていましたが、坂本隆一先生らがいたYMOの方々の時代にはこの機能は無く、自分たちで「どのくらい遅らせるとどんなノリになるか」という事を研究したそうです。
それについての動画があるので、お時間あるときにでも見てみてください。
さて、長くなりましたが機能の使い方です。
例として8ビートのハイハットで見ていきましょう。
こんな感じでベタ打ちです。
この打ち込む画面の左側。クオンタイズのタブをクリックしてみてください。
すると
こういった画面が開きます。
察しの通り、この「ランダム化」の数値を変えることによりノートの位置を微妙にずらして完璧な人間なんてこの世にいないんだ!という悟りを与えてくれます。
機械的な打ち込みから人間味のある打ち込みに変えてくれます。
「ticks」って数値は一体何?となる方のために。。。
「tick」はDTM上では4分音符が480ticks。
なのでテンポによって1ticksあたりの長さは変わります
おおよそ、体感としては10ticksくらいが自然なズレじゃないかなーと思うのですが、実際は耳で聞いて試してみてください。
20ticksになると下手感でてきちゃいますよね。。
でも他の楽器と合わさるとそのズレが良かったりするのでオケの中で調整して行ってください。
次に一旦リセットしてswing値。
100パーセントで三連符のうしろと同じ位置まで来ます。
いわゆるハネができて、ジャズっぽいリズムになってグルーヴ感が出てきます。
100%だと今回の「自然な」人間味を出すってところからずれちゃうので10%前後が一番ノリがよくて僕は好きです。
これで「ランダム化」して、「swing値をあげる」とへたな感じがして僕は好きじゃないです。
なので、曲の雰囲気やパートの雰囲気によって一方のみの適応にして、あとはハイハットの他のパートをいれたりベロシティを変えたりしていってください。
せっかくなのでスネアとキックをつけて、ちょっとベロシティもいじってみました!
簡単なものですけど、だいぶ打ち込み感は消えましたよね!
よね????(圧力
本当にCUBASEってすげぇな。現代科学ってすげぇな。。。ソフトのこういう機能考えついたのはきっと上の動画のYMOのような追求魂によるものだし、現代っ子初心者DTMERは感謝しつつそれにあやかって、満足する曲をつくっていきましょー!
それでは現場から白鬼でしたー
ではではーノシ
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