定番と言われているSONY MDR-CD900STって実際どうなの?
ちゃお、皆さん。白鬼です。
今日都内は27度まで上がったようで、夏が来ます。湿気の季節!! マイクほか機材を守る為年中24時間エアコンのドライをつけっぱにしてるんですが、電気代が心配になる季節が来てしまいました。
やっぱりドライボックス買った方が安く済むかしら。。。仕事からお部屋に帰って涼しい!という天国から抜け出せない事情もありますが笑
実しやかに業界定番と囁かれるSONY MDR-CD900ST。
どこのスタジオにもあり、音に対する装飾が少なく、定位もわかりやすい。
と言われるこの密閉型のヘッドフォン。
個人的感想を言えば、
こいつだけを信用しちゃだめだ!!
でも、一番最初に買うならこいつに決めておけ!!
です。
SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: エレクトロニクス
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僕も普段愛用しているわけですが、他にヘッドフォンは4つ保持しています。でもこれからお金とスペースに余裕があれば、もっといろんなヘッドフォン、スピーカー環境は増やしていこうと思ってます。
おそらく、色々な人が言っていると思いますが
最終的に聴いている人がどんな環境で聞いているのか?
それがこのヘッドフォンだけを信用するなということにつながります。
ほとんどの人が、携帯でしょう。
それもイヤホンの場合が多いです。
アップル信仰国の日本なら、付属のあの白いイヤホン使ってる人が割合で言えば多いと思います。
価格帯で言えば5000円くらいのものが売れるんじゃないですか? 一万こえると、「うーん」ってなりますし。 コンビニでも売ってるのをみると、それだけ需要があるしとりあえず聞ければいい人も多いんではないか。と思います。
なので、曲が完成したら色々なものでモニターしてバランスを整えないといけないと、自分が思い描いた曲がしっかり伝わらなかったと言った現象がおきます。
「ネットにアップしたのを携帯で確認したらこもって聴こえた」
なんて始めた頃多いんじゃないでしょうか。
いや、僕は今でも「え、このハイハットなんか小さくね?」
なんてこともあります(実力の無さ)
それが、こいつだけを信じちゃだめだ!というところな訳です。
話は逸れますが、出来上がった曲を焼く時の形式でも音質は変わります。
MP3かWAVかみたいな。
2ヶ月に一回くらい耳鼻科にいって聴力検査をするんですが、僕の耳は20kHzあたりの音がすごいよく聞こえていて、他周波数は並より上、低音が平均くらいの聴力です。
なので、自分が聴こえやすい音も把握すれば「高音部分はちょっと大きめでも実際ふつうやな」って具合になってきます。
つまり、どんないいヘッドフォンで聴いても、聴く人、環境、デバイスによって聞こえる音が変わってきちゃいますよ!なので一つのモニター結果を信頼してはいけない!
ということです。
目指すは何で聞いても同じように聞こえること!
でも聴こえ方は絶対違うので、同じにはならない!
難しいところですがバランスですね!
聴こえ方が悪かったとしても、それはだいたいの場合がミックスの問題です。
ヘッドフォンやイヤフォンの価格ではないです。
スピーカーやヘッドフォンのせいではないので素直に
ミックスを見直しましょう。(自分に言い聞かせてる)
さて、次の初めて買うならこれにしておけ!ってのはそのままなんですが、購入に至った経緯を少々。
DTMを始めるまえからヘッドフォンは持っていました。DJに最初は興味をもっていたので、パイオニアのDDJ-SRとおなじくパイオニアのHDJ-1500-K DJというヘッドフォンを持っていました。
Pioneer HDJ-1500-K DJ Headphones White ヘッドホン(イヤホン)【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: パイオニア
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このヘッドフォンを選ぶときに、某大型電気量販店にいったんですが、店員さんがいまは目視(DJソフトの画面の波形)をみてモニターする人もおおいですがやっぱり耳でのモニターも必要。インピーダンス(抵抗値)的にも、試聴してキックのアタックと低音がいい感じに聞こえたのでこれにしました。
DJの音をモニターする環境は、大音量で音がかかっている中、次にかける音の処理をしなくてはいけないですから結構ドンシャリです。
しかしDTM音楽制作環境とは全然ちがう。
なので、これを持っていても、ヘッドホン購入は最初から念頭にありました。
用途別のヘッドフォンってのもありましたが、よく聞かれるのは「メイカー別の音の良し悪し。」
なので、パイオニアも次に買うヘッドフォンからはずれてただひたすらに試聴を繰り返しました。
(試聴するときに自分の作りたい音楽のジャンルで、使う楽器が似てる、なってる主な音域が違うなど条件を変えた3曲くらい決めていくといいと思います。)
※ちなみにiPodに「試聴プレイリスト」にはいっている曲たちはこれ。
完全に俺の趣味
ですね。
でもそんな感じでいいと思います。
その曲の何がいいかを分かって無いと、その曲がちゃんと感動するように聞こえるかの判断つかないですからね
もう試聴中とか、試聴忘れてノリノリのときがありますからね笑
そして、定番(といわれる)SONY MDR-CD900STに行き着くわけです。
その上位版にMDR-7510 Professional Studio Headphones
などがあるんですが、低音の音が特によく聞こえるな。とも思うんですが、つけてると痛い。締め付けが強い気がして900STにしました。
5時間ヘッドフォンつけてても、耳痛く無いですからね。
前のブログでも話したように、ストレスをいかになくすかってとても大事です。
音も、あれこれいう人も多いですが、これから新しいヘッドフォンを手に入れたとしても手放しはしないですね。
なので、奇をてらったものよりも是非まよってる方達にはこのヘッドフォンをおすすめしますよ!
ちなみに、プロフィールのアバウトには書かなかったのですが他に持ってるヘッドフォンをご紹介。
これは今でこそamazonとかでも販売してる
AXENT WEAR Cat Ear Headphones
LED付き 高機能 ネコ耳ヘッドフォン 『AXENT WEAR』 Cat Ear Headphones 並行輸入品
- 出版社/メーカー: AXENT WEAR
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このヘッドフォン、当初は「INDIE GOGO」というクラウドファインディングを募集するサイトでみつけたんです。 これはおもしろいし、猫耳から音も出るし、なかなか音にもこだわってるみたい。 投資しましょう!ということで、当時アメリカドル200ドルくらいだと思うんですが、一口乗ったわけです。
だがしかし、これが届か無い!!!というか、完成がすごく遅れてて、メールとかで「もっと音質にこだわるため!」みたいな感じでどんどん遅れ、待つこと1年半。
ようやく、第一製品が届いたわけで、その後販売にもつながったヘッドフォン。
簡単に言えば、アイフォンとか持ち歩けるデバイスでこいつをつけていると、ソッコー電池なくなります。 もちろん、LEDと猫耳スピーカーののon/offスイッチがあるわけですけど、それでなくても重い!!! 外人の頭サイズで作られているので小さい!!耳痛い!!
と、さんざんで、今ではモニターのときに使うくらいであとはしまってあります。
そもそも、おっさんがこの猫耳ヘッドフォンとかなんの罰ゲームだよ。って話で笑
※これがそのファインディング募集のアプリ。ガジェット好きなので見てるだけで楽しめるよ^ ^
最後にもってるのが「bowers-wilkins P7」
モニターヘッドフォン&スピーカーとして有名な「bowers & wilkins」はイギリスのメーカー。
イギリスに住んでいたことがあって、そのとき日本よりだいぶ安かったのでスピーカーと合わせて、クリスマスセールのときに買っちゃいました。普段用で一番つかうヘッドフォン。(俺の持ってる4つなら消去法でこれになる)
音がいいのはもちろん、とりあえず、好きな曲の好きな音が体に染み入ってくる感じです。
なんで、同じヘッドフォンなのに、こんなにちがうんでしょうか。
でもまあDTM環境ではおすすめはやっぱり900ST。
何かの参考になればうれしいです。
さて!!話はちょっと変わりまして。
先ほどサンプリングレートについて話がでたのでついでに。
CUBASEをお使いの方は32ビットフロートで内部処理は基本的には記録されています。(プロジェクトデフォルトは24ビット)それをCDを焼く時や、ほとんどの場合ダウンコンバート(もっと下のビット数に落とす)してると思います。
CDを焼くときなんかは16bitですもんね。 ライブやイベント中心に活動してCD配ったりしてる人は身近な話ですね。
オーディオインターフェイスにつなぐときも、ビット数が変化します。
僕の繋げているUR44は24bitですが、もし16bitだった場合、24bitから16bitに処理(ダウンコンバート)されヘッドフォンからモニターするわけです。
その際ノイズが発生するのです。さらに、音質が落ちるわけです。
その影響がどれほど楽曲に影響するかは小さい音に関して顕著に現れます。
それを和らげてくれるのがディザリングできるエフェクター。
CUBASEを使ってる方は最初からついてます!! mastering カテゴリーのところに「UV-22」ってのがあると思います。
楽曲制作始めたときから、謎だったこのソフト。半年くらいたってようやくその意味と効果と偉大さを知りました笑
とても高品質なディザリングソフトらしいのですが、実際効果はあ、たしかに!くらい
自分の曲が、誰かのスピーカーからでるまで色々な形で色々な機材をそのデータは経由します。音は経由します。
その中で電子的に発生してしまうノイズは最初から無いにちかいほうがもちろんいいわけですね。
ピアノを楽曲中つかうのですが、伸びがダウンコンバートされても良くなる!
ダンスミュージックなんかより、抑揚のある音楽作ってる人、生音録音の人なんかはこの変化を顕著に感じれると思います。
仕組みに関しては僕も初心者なのでググってください笑
操作は上の「24、20、16、8」が出力ビット数。CDに焼くなら16ビットに合わせるわけですね。
したの「hi-lo-auto black」は効果の強さ。
ダウンコンバートするときのノイズを、ノイズでごまかすらしいのですが、その量です。 auto blackは無音のときにどうしますか?ってことなんですけど聴き比べてもわからないレベルでした。
是非、お試しを。